今後の大きなチャンス?!
気になる男性脱毛 意識調査 2018

株式会社リクルートライフスタイル
ホットペッパービューティーアカデミー「ムダ毛・脱毛に関する意識調査2018」

昨今は男性の美容意識も高まっており、その流れで脱毛に興味のある男性も決して少なくない。
今回は、男性脱毛に関する意識調査を元に男性脱毛の実態を探ります。

脱毛サロン・脱毛クリニック いずれかの利用経験

男性脱毛の認知は広がっている

男性の脱毛サロン利用者は、まだまだ少ないものの、認知している人が7割程度おり、取り込む余地は十分にありそうだ。

年代別の利用ボリューム

30〜40代をどう取り込むかが鍵

10代から20代男性の利用が多めで約1割程度。しかし、認知している年齢はどの年代もさほど差がないが、40代が一番高い。年齢が高くてもきっかけさえあれば、利用の可能性はある。

パートナーの有無 恋愛意向

異性への意識が脱毛に向かわせる!?

利用層は利用潜在層に比べて「恋人 or パートナーはいる」人が多い。そこには異性を意識した結果か、または美意識が高いから異性を惹きつけるのか?興味深い結果が伺える。

体毛・ムダ毛の気になり出した処理を始めた年齢

利用潜在層は、利用層より脱毛を始める時期が早い!

男性は18〜20歳頃に気になり出し、その1〜2年後に処理を始めるのが平均的。利用潜在層の方が利用層より処理を始めた年齢が若干早めで、自分なりの処理方法がより確立している可能性がありそうだ。

体毛に関する意識

利用層の体毛に関する意識は高い!

男性利用層は「ムダ毛の処理にお金をかけることは必要」「人一倍気をつけている」「積極的に情報収集している」のスコアが高い。

体毛の気になる部位
〈自分の体毛・ムダ毛〉

男性も意外と「アンダーヘア」が気になっている!?

一番気になる部分はやはり「ヒゲ」で、次に「ワキ」「ひざ下」と続くが、次に「アンダーヘア」ときており、幅広い脱毛意識が伺える。

自分の気になる部位のケア実態

男性の方が女性より脱毛処理スコアが高い!

男性の利用層は、脱毛サロンなどの各メニューだけでなく、自宅処理の併用も多い。男女ともに、利用潜在層は自宅での「カミソリ」による処理が利用層を大幅に上回る。

自己処理の満足度

自己処理の場合、仕上がり関連の不満点が多い!

不満点はどの層も「処理しにくい部分」や、「キレイにできない」「肌荒れ」などの仕上がりが上位にあがる。ここを取り込みに活かしたい。

脱毛サロン・医療脱毛の利用金額
〈脱毛サロン〉

男性の平均利用金額は女性より高め!

男性の平均利用金額は289,239円。男女で比較すると、男性の方が女性に比べて平均利用金額が高めなのがわかる。

全体平均利用金額
男性:289,239円 女性:233,102円

脱毛サロン・医療脱毛で利用している料金システム
〈脱毛サロン〉

回数制なら部分脱毛より全身脱毛!

脱毛サロンで最も多く利用される料金システムは男女とも「全身脱毛の回数制」。男性は女性と比べ「全身脱毛の月額制」利用者が多い。

体毛処理にかけている金額
〈実際にかけている金額〉
〈かけてもよいと思う金額〉

体毛処理にかけている金額は利用層と利用潜在層で大きく異なる!

利用層は「実際にかけている金額」「かけてもよいと思う金額」共に9万程度かけているのに対し、後者は5千円を下回る程度。かけてもよいと思う金額は利用潜在層では16,000円程度。

可処分所得と使用内訳

自分の為に使えるお金が利用層男性は多い!

男性の利用層は1ヶ月に使えるお金のトータルが全体と比べて高く、いずれの内訳においても可処分所得が高い。

今のサロンを選んだ理由
〈脱毛サロン〉

男性は「価格」より「近さ」優先!

現在の脱毛サロンを選んだ理由として最も多いのは、男性は「近所にある」で女性は「価格が安い」。男性は女性と比べ「料金メニューが豊富である」が高い。

まとめ

男女ともに、利用層は利用潜在層に比べ…

経済的余裕あり

ファッション・美容への支出が多い

美容意識や、体毛・ムダ毛処理の意識が高い

男女の利用層を比較すると…

男性利用層は女性利用層よりも美容関連の支出が多く、美容への関心も女性利用層と同程度に高い特徴的な人たちである

 今回の意識調査では、美容・ファッション関連の支出が多く、美意識やムダ毛処理の意識が高く、比較的可処分所得の高い男性が脱毛利用者層(経験者)の特徴であることが確認できた。
 しかし、おそらく誰もが推測する通りの結果でもあった。

↓

では、如何にしてご自分のサロンに男性客が来るよう施策を打てばいいかご紹介しきれなかった統計データも交えて少し考えたい。
 まず男性の場合、出店場所は「近所にある」が最重要視されているため、会社員の生活導線を意識すべきである。平日客狙いならターミナル駅やオフィス街の周辺、土日客狙いなら大型住宅地のある駅周辺が理想だろう。地方ならオフィスの多い駅や大型ショッピングセンターと住宅地の中間の国道・県道沿いでもよい。大通りに面していなくてもいいが、何かの「ついで」に通える場所にこだわりたい。
 また、男性の利用潜在層を利用者へ転化するには、ヘアサロンやマッサージ店での脱毛サービスが意外と近道かもしれない。わざわざ脱毛サロンに行くのは面倒だが、ほどほど美意識が高く、ボディメンテナンスに興味のある男性が定期的に通うお店であれば、自己処理しづらい箇所から始めてくれるのではないだろうか。これは実際に弊社脱毛機ユーザーからも続々と成功の声が上がっている。
 この他、男性は女性よりも衝動的ではない傾向があるため、激安コースでの囲い込みは逆効果となる場合がある。少なくとも通い始めはムダがなく組み合わせ自由、かつ適正価格な料金メニューを用意し、慣れたところで長期コースを提案してみてはどうだろうか。