大島道場 連載第7回
「お客様を脱毛のストレスから解放したい!」

ルミクス開発秘話

 LUMIXを開発した当初、脱毛サロンを運営していく中で、お客様がストレスを感じている事があまりにも多い事に懸念を感じていました。それは何かというと「1回の施術に2〜3時間かかる」「施術の間ジェルを塗られて長時間いるので体が冷える」「痛みや熱さがある」また、当時は2ヶ月に1回の施術しかできないマシンが主流でしたので「期間が長くかかる」また、1回の施術に2〜3時間かかるので「金額がどうしても高い」ということでした。

 そこで、まずは「脱毛が短期間で終る」「熱さや痛みが軽減される」「施術にかかる価格を下げる事」これらが出来ればお客様のストレスが無くなって、そういうサロンは喜ばれるんじゃないか、という発想の元、脱毛理論を色々調べました。

 そうするとイスラエルにあるレーザー専門の会社がSHRという理論を発表していました。それは、弱い光を連射して肌に当てることによって痛みがなく、脱毛が出来るという理論に基づいたマシンでした。

 この理論に基づいた脱毛機を作る事で、お客様のストレスを解消できるのではないかと考えた訳です。いざ売り出してみると、最初は「そんな理論で脱毛できるの?」というのがマーケットの多数の意見でした。ですから我々は一人一人、理論の説明と体験をずっと繰り返して来ました。そうすると、理解して頂ける方が少しずつ増え、それが今では導入して頂いたサロン様はお客様が沢山来店され、収益も上がり、大変喜んで頂けるようになりました。それが噂となり、噂が噂を呼んで、LUMIXはお客様の信頼を勝ち取る事ができました。

 今回LUMIX-A9Xを発表しましたが、今はクリニックや脱毛サロンでも男性のヒゲ脱毛は回数がかかる、またしっかり施術しようとしたらヤケドが起きる、弱い光を当てると効果が出ないというジレンマがありました。我々はLUMIX-A9の追加機能としてヒゲ脱毛が完璧にできるものを2年間に渡って開発を進めて来ました。光の波長の種類、パルス幅を検証して実験を繰り返して来ました。そうするとヒゲ脱毛に理想的なパルス幅が見つかりました。今回新しく脱毛機を開発するにあたって、その機能を網羅することでサロン様とお客様の悩みを解決することが出来ると確信を持って発売致しました。 

Profile
株式会社エストラボ 会長
大島 正人

略歴◎フレンチシェフ、大手下着メーカーを経て化粧品や美容商品の企画・製造・販売からOEM製品、サロン経営まで幅広く展開。直営サロンの経営から美容業界のノウハウを習得し、わずか数年で規模を拡大。事業に垣根を設けずに展開するビジネスセンスは、異業種からも注目されている。2014年よりエストラボグループの会長に就任。